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Nikon D780



Nikon D780

D810,D610, 6DmarkIIとボディ3台で2マウントの状態が続いていて、 平日はスマホと連動できる利便性(一緒にいる人と写真をすぐに共有できる)と、軽さ(ボディ685 g+40mmF2.8 ,130g)に惹かれて6DmarkIIを、休日や旅行は重いけど画質・性能の良いD810を、と使い分けていたのですが、D610と6D MarkIIを売却してD780を購入しました。





D810・D610の頃は、鉄の塊感のあるD810に対して、プラスチッキーなD610は"いかにも廉価版"という感じでしたが、D780は質感がかなりよくなりました。


D850と同じく内蔵フラッシュが非搭載となったので、ペンタ部がスッキリして一桁機のような出で立ちでカッコいいです。
ペンタ部の外装はマグネシウムなので触るとヒンヤリします。ライバル機のCanon 6D markIIが外装全てプラスチックなのと比べると大違いです。
内蔵フラッシュについては機能削減じゃないかという人がいるかもしれないですが、個人的にはほとんど使わないのにカバンの中で勝手に開いてることが結構な頻度であったので大歓迎です。





D810やD610では爪がラバーに常に刺さってましたが、D780はグリップのデプスが深くなったので握りやすいです。D610で気になった軋みもありません。
D780はバッテリーグリップに非対応の為、接続端子がありませんが、欲しいと思った事が一度もないので、個人的には問題ありません。





D610ではAE-Lボタンに無理矢理割り当ててましたが、D780では親指AF用に独立したAF-ONボタンも背面に追加されました。





しかしながら、モードダイヤルとファインダーは上位機の800番台と明確に差別化されてます。
ここ最近はD810に慣れていたので、久々にこのタイプのモードダイヤルを使うと、isoの設定と測光モードがどこにあるのか分からなくて結構戸惑います。

ファインダーは丸眼ではなく四角ですが、接眼あてがかなり改善されていて、外れにくい上に厚みが増えてフカフカになってます。見づらいというレビューが散見されますが、私にはこっちのほうがD610はおろかD810よりも見やすく感じます。(酷評してる方はおそらくメガネをかけてる方だと思われます。)

ただし、アイピースシャッターは非搭載です。
ライブビューでの撮影が大きな売りの本機にアイピースシャッターが非搭載というのはちょっと残念ですね。
また、サブセレクターも非搭載です。同クラスのZ6にもついてるので、端折らないで欲しかったです。
この辺をケチらなければ、各社ミラーレスに本気でシフトしつつある昨今の傑作機になり得たんじゃないでしょうか。





念願叶って像面位相差AFが搭載されたので、ライブビューのAFスピードがキャノンに追いつきました。

モニターはD850と同じくチルト式になってます。
バリアングルモニターの6D markIIと比べると、高級感はありますが、可動域ではどうしても見劣りしてしまいます。
タッチパネル搭載ということで、今回は樹脂製のカバーすらつかないので画面割れが怖いです(6D2は液晶を内側に収納できたので無縁でした。)。 この辺の考え方はニコンはかなり保守的ですね。

ちなみに、細かいところではホットシューのブラケットがシルバーからガンメタリックになりました。ブラケットが黒なら金色のホットシューカバーでも合うかなと思って、ニコンダイレクト限定のゴールド色のホットシューカバーを買ったんですが、ブラケットが真っ黒じゃなくてガンメタリックなので、コンビのロレックスみたいになってしまいました。失敗しました。





まだ試してませんが、USBで充電できるようになりました。
ライブビューで撮ってると2日目が不安になるので、旅行等で重宝しそうです。
カメラの予備バッテリーや充電器を持ち歩くのはダルいですが、スマホの予備バッテリーなら当たり前のように持ち歩いてるのでかなりうれしい機能です。





上記の通り、カメラ自体はかなり気に入ってるんですが、スマホとカメラを接続するSnapBridge。
コイツが予想通りというか、 キ〇ノンのCamera Connectに比べるとかなり残念な仕様になっています。

まず私のGoogle Pixel3の環境下では、Bluetooth接続のみだと写真撮影ができません。
(キャ〇ンはBluetoothだけで写真が撮れます。)

いちいちWifiで接続しろと言ってくるのですが、接続するのに時間がかかったり、そもそも接続できなかったりと不安定でイライラします。
(キャノ〇はスマホとカメラのNFC同士をかざせばすぐに接続できます。)

また、やっとWifiに接続できても、なんだかモッサリしていて心地が悪いです。
(体感的には〇ャノンのBluetooth接続以下です。)

何より致命的なのが、拡大表示ができない事です。これではピントがどこに合ってるのか分かりません。
(キ〇ノンは拡大した上でスマホからマニュアルフォーカスすらできます。)

ISO感度も変更できません。また、ドライブモードがシングル、セルフタイマー5秒(シングル)のみで他の選択肢がありません。
(キャ〇ンはカメラ側と全く同じ設定で撮影できるので、セルフタイマーで10秒6連射1s間隔とかもできます。)


できる事と言えば、タッチでなんとなくピントを合わせて、シャッターを切ることと、絞り、露出を変える事ぐらいです。


スマホと連動して自撮りするような若者を切り捨てた、なんとも潔い選択ですね。
Zシリーズも同じアプリらしいのですが、これで本当に大丈夫なんでしょうか。





そういえば今回初めて、マップカメラのワンプライス買取でボディ、レンズを売却したのですが、予想よりもかなり高額で買い取ってもらって驚きました。
Googleで「ワンプライス買取」と検索すると予測変換で一番上に「詐欺」が出てきたり、「ワンプライスでも状態が悪いと減額される」という口コミもかなり見られたので、
鴨川シーワールドのシャチのショーで海水を思いきり浴びて、マウントリングやビスから錆が出てしまったD610と、外装がボロボロで並品以下の24-70F4Lは値段がつかないと思っていて、全部合わせて8〜10万くらい行けば御の字かな~くらいのつもりだったんですが、予想に反して満額の18万でした。
こんな金額になるなら、査定が出るまで少し待って、買取ではなく下取り(買取価格15%とのこと)にして、マップカメラでD780買っとけば良かったです。










D610は鴨川シーワールドの"サマースプラッシュ"で思い切り海水を浴びたり、
シャッター回数が6万回近くになるまで連れ出して使い倒しました。





2014年になけなしの初任給で買って20代を共に過ごしたD610。スマホとの連携で新しい世界を教えてくれた6D2。今までありがとう!







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