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Canon EOS 6D Mark II





遅れましたが本年もよろしくお願いいたします。


年末にデジカメを新しく買いました。
ニコンユーザーですが、なんとなく今回はキヤノンのEOSです。


Canon EOS 6D Mark II


D610SIGMA 24-105mm F4 DG OS HSM Artの組み合わせが一番のお気に入りで5年使ってるんですが、
850gのD610と885gのSIGMA 24-105で合わせて1.7kgになります。

ここ最近、仕事で都内各所だけでなく、甲府とか名古屋とか北海道とかにも出張する機会が増えたんですが、大量の資料とは別に1.7kgを持ち歩くのは流石にキツいし、スマホだけなのも寂しいので気軽に持ち歩けるサブカメラとしてミラーレスが欲しくなりました。

本命はニコンのZ6でしたが、EVF覗きながらF値を変えた時に1回シャッター切らないと反映されない(レフ機と同じくプレビューボタン押さないといけない。sonyのa7はできるけどキヤノンのEOSRもできない)とか、タムロンのSP 35mm F/1.8 Di VC USD、SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USDが対応してないとか、見た目があまり好みではないとか色々問題があって、購入意欲がなくなってしまいました。

いろいろ考えてるうちに、いっそフルサイズ一眼レフに軽いレンズってのも案外良いのでは?と思えてしまって、フルサイズ対応のパンケーキレンズを出していてかつ、今まで使ったことのないキヤノンにしてみました。

実は購入の一番の決め手は、6D2を買う1週間前に、流行りすぎててどこにも売ってなかったカナダグースのダウンジャケットをふらっと寄った店でたまたま見つけて即座に購入してしまったからだったりします(笑)6D2は2017年の発売から1年しか経ってないのに13万円代まで落ちてて、24万円のZ6との差額の10万円でちょうどぴったりでした。







EF40mm F2.8 STMとの組み合わせです。バッテリー込みの本体が765g レンズが130 gなので計895g。驚きの軽さです。また、見ての通り厚みがないのでビジネストートに入れても納まりが良いです。
(D610は本体850gで、所有してる中で一番軽いAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gが180gなので計1,030g。結構差があります。)

その代わり、中級機以上のデジタル一眼レフで当たり前となってるマグネシウム素材を外装に全く使ってないらしくて、おもちゃっぽさがかなりあります。








6D2の特徴はなんといってもバリアングル液晶です。






セルフィーはもちろんのこと、自分が着けてる腕時計をモニターを確認しながら撮ったりできます。
実際に使うまではバリアングル液晶に否定的でしたが、なんだかんだいって便利なのでNikonのフルサイズにもチルトだけじゃなくてバリアングル液晶を搭載してほしいですね。



EOS 6DMark IIのメリット


2012年発売のD610、2014年発売のD810(父親が所有)との比較になりますが・・。


バリアングル液晶
前述のように非常に便利です。今までにない撮り方ができます。

wifi,bluetoothでのスマホとの連動
これもD610やD810には搭載してなかった(D750やD850には搭載)ので非常に便利な機能です。
背面液晶の代わりにスマホ画面にリアルタイムに映しながら絞りを変えてシャッターを切ったり、
(今思えば、連動するのがちょっと面倒ですがこれがあればぶっちゃけバリアングル不要・・?)

画質に制限はありますが撮った写真をスマホに移動して友達とすぐ共有できたり、とんでもなく便利な機能です。

グリップが深い
D610に比べてグリップ部が深い(前に出てるわけではなく、本体の側が薄い)ので握りやすいです。
D750はD610に比べると深くなっているようですが、ヨドバシで触った感じだと、グリップが細いD750よりもグリップが太くてがっしりしてる6D2の方が握りやすかったです。

独立AF-ONボタン
親指でAFする場合、D610だとAE-Lボタンに割り当てしないといけなかったので
独立してるのはありがたいというかフルサイズなんだから当たり前というか・・。
(ただし、ボタンがちょっと小さいので欲を言えば隣のライブビューのボタンと同じサイズにして欲しかった。)

AFが早い
Lレンズとの組み合わせはAF爆速です。
特にライブビュー使用時のAFはニコンとは比較にならない速さです。

軽い
6D2 バッテリー込み765g
D610 バッテリー込み850g
プラボディなので質感はあれですが、この100gの差は意外と大きいです。

色かぶりしない
白い壁が白く映ります。白い肌が白く映ります。
2010~2013年前後に発売されたニコンのカメラ特有の悩みから解放されました。

パッと見5Dmark4に見える
Lレンズをつけると上位機種の5D4と見た目の差がほとんどありません(笑)

MADE IN JAPAN
私たち日本人の身の回りから、日本製が無くなってしまった昨今では、素直にうれしいですね。
 


EOS 6DMark IIのデメリット


ダイナミックレンジが狭い
これ、ネットでよく言われてますが結構致命的です。
白飛び、黒潰れしまくりです。

Nikonの感覚で「RAWで撮ってるし後からDPPで弄ればいっか~」と思っていたんですが、
シャドウをちょっと持ち上げるだけで変な色のカラーノイズが出てきます。
買った後から知ったんですが、EOS 80Dよりダイナミックレンジが狭いとの事・・。なんじゃそりゃっ!  


高感度画質が良くない
D610を買った当時、初代6Dはキャノンの高感度番長と呼ばれて他を圧倒してるイメージがあったので、
6D2も同様に高感度に強い機種だとばかり思ってたんですが、
D610でオートの上限にしていたISO5000では全く使い物にならず、

ISO3200でもD610のISO5000よりノイズが酷いです。

ISO2000くらいでもノイズリダクションを切って等倍で見ると変な色のカラーノイズが乗ってます。
買った後から知ったんですが、初代6Dより高感度耐性が劣るとの事・・。なんじゃそりゃっ!

上記2つの問題からダイナミックレンジが狭くて高感度にも期待できないので、
手振れ補正のないEF40mm F2.8 STMとの組み合わせは残念ながらあまりよくありませんでした。


ISO感度オートの範囲とか低速限界を1/3段刻みで設定できない。
NikonD610で当たり前のように設定できたISOオート上限5000 低速限界1/100とかの設定ができません。
前述のように高感度耐性があまりよくない本機なので、
ISOオートの上限と低速限界はかなりシビアに追い込みたいんですが、
ISO3200の次がISO6400、1/60の次が1/125なので手振れするかノイジーで汚いかのどちらかになってしまいます。

つか、そもそも他の部分も含めて設定項目がなんかあっさりしてる気が・・。

プラボディ
これは驚異的な軽さとの引き換えなのでデメリットでもメリットでもあるのですが、
フルサイズ一眼レフ感?とか所有する喜び?の演出はニコンの方が上手な気がします。
キヤノンユーザーは合理的な人が多い気がするのでその辺はわざと割り切ってるのかもしれませんが。







パンケーキレンズ1本以外は買うつもりがなかったんですが、正直なところEF40mm F2.8 STMと6D2の組み合わせは前述のように非常に微妙で、ぶっちゃけスマホと大差ない写真ばかりになってしまったので、、結局キヤノンユーザーの皆さんがオススメしてるLレンズを買いたしてしまいました。

ISO感度を1段下げても手振れしないしAFは本当に爆速、解像感はSIGMAのArtほどでないにしてもパンケーキとは雲泥の差ですが、
購入目的からすると本末転倒で何やってんだろう俺状態です。  







個人的な6D2の評価ですが、

使い勝手が非常に良く、撮っててとても楽しいけど
家に帰って等倍で見ると残念なフルサイズ一眼レフカメラ



軽くて毎日持ち歩けて、今までにない使い方ができるので撮ってる最中は本当に楽しいんですがどうにもこうにも画質が・・。
6D2が良かったらニコンからキヤノンにマウントごと全部変えようかなと思ったりもしましたが、
当分メイン機はニコンのままになりそうです。本命はD750の後継機ですかね。







ちなみに、差額で買った大流行中のカナダグースのCHATEAU PARKAは真冬の北海道でも暖かくて大活躍でした。